以前に「伝え方が9割」という書籍が20万部のベストセラーになりました。伝え方で困っている方が、これほど多いと言うことですね。

私は、印刷物のデザインを作成していますが、伝え方は言葉でも印刷物でも同じだと考えます。相手の方に、押し付けではなく、どうしたら共感してもらえるかの試行錯誤です。

たとえば「フンは持ち帰ろう」「マナーを守ってまちを美しく」と、折り込み広告の裏面の白地に走り書きしたもの。

上図のように、可愛らしいイラストレーションを交え、書体やレイアウトまで考えプレートにしたものとあります。

手製で文字だけでは、一蹴されるだけかもしれません。そもそも、書かれていることは、やらないだけで初めから分かっていることですから。

上図は、イラストレーションがあるので、フンを片付けると犬まで一緒に幸せになれそうに思えます。

絵的なものがあるとイメージが膨らみ、告知を見たその後の行動が違ってきませんか? 述べていることは同じでも、です。

最近は美術館や博物館などの展覧会でも、撮影をしてもよいエリアが設けられるようになりました。また、名画を元にした顔出し看板もよく見かけます。

そうすることにより、撮影したものを後から見て楽しむことができます。が、さらに、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSに投稿して、多くの人たちに画像を交え伝えることができます。

創作活動とは別に、一般の人たちが絵的なものに、参加できる機会が増えました。そして、絵的なものを使って伝えるインフラも瞬く間に増えました。今後、使い勝手のいいツールも揃い、伝え方も上手くなっていくでしょう。

このことは、個人の楽しみだけではなく、企業においても言葉や文面だけではなく、ロゴやイライトレーションなどを添えると、より伝わりやすくなると考えることができます。

それには、絵的なものを目的によって、使い分けることも必要です。

企業のことを覚えてもらったり、好意を持ってもらうのが目的なら、デザイナーの私のお勧めは、やはりロゴです。

ロゴは一度限りではなく、様々な場所に何度も繰り返して使えます。場合によっては企業が存続する限り、半永久的に使うことができます。

当たり前のことに思われがちですが、屋号は言葉や文字です。これに対して、企業を視覚的に表すものは、ロゴの他にはありません。